負けないこと
昨日のミドル級タイトルマッチを見ただろうか、村田諒太とロブブラントのマッチを。
私は村田諒太選手のファンでありこの日を心待ちにしていた。
ロスで行われたあの試合は入籍をし、新居に引っ越してからすぐの出来事であった。
もちろん2人で肩を並べて観戦をしたが、珍しく押され気味で守備に身を転じる村田の12ラウンドが終わると逸物の不安が残った。何も言えぬ感情と悔しさが残る試合だった。
あれから9ヶ月。
私ごとだけど、村田のスパーリングをする最中で私自身も結婚生活を機に少しだけ、村田に比べると五億分の一くらいのほんの少しだけ、成長をした。
結果は2Rで村田のKOA勝ち。
言葉にすれば簡単だが、なんて勇ましい、心の強い人なんだろうと思った。家族を背負い、チームを背負い、国を背終わった戦いに負けなかった。
これは史上に残る最高の試合だけど、私自身にも深く刻まれた。スポーツの世界を超えて、生きていく上で凄く大切なことを教えてくれた。
試合後の村田選手への一問一答での一コマ
――やりたいことができた?
「やりたかったのは相手に起こされないこと。特にワンツー、スリーに対して、前は棒立ちになったので。その足腰の強さは練習でやってきて、それをやりたかった。あの左フックであんなに効かせることはやりたかったことじゃない。試合の結果は良かったけど、やりたかったことは倒した、倒してないじゃなくて、実はもっと地味なことだった」
この言葉が強く心を打った。あー、忘れていたことかもなーとも思った。
長くなったけど、情熱は冷めぬうちに。
良い試合を、夜をありがとう!村田選手!
ayanon
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